初めての肛門科受診と年末年始の入院生活

20160928a
先日夫婦で仲の良い友人を夕食に招きました。
というのも半年ほど前にご主人が入院をされていて、その事もあって一緒に食事でもとなり、入院生活を聞かせてもらおうと食事の用意も準備万端で友人夫婦が来るのを待ちました。

ただ手術をしたところが肛門なので、食事を済ませお酒を飲みながらの痔話となりました。
そうなんですご主人は痔を患っていたようです。
以前から年に何度か排便時に出血する事があったようですが、基本的には放ったままかせいぜい市販の薬で対処していたようでした。
周囲の人の話を聞いても、わりとそんな感じが多かったので、あまり気にかけていなかったようです。
父親も痔でしたが受診経験は無かったので、痔で病院にかかるという概念が無かったと言っていましたが、場所が場所だけに極力行きたくない、という気持ちも強かったようです。

やがて徐々に出血の回数が多くなり、肛門の違和感がずっと続くようになってきたので、さすがにこれはマズイかなと思いながらも、病院に行く覚悟も出来ずにいた時に職場の同僚から恐ろしい話を聞いたそうです。
その同僚の親戚のおじさんが、やはり痔を患っていたのですが我慢して病院に行かないでいたところ、肛門のダメージが大きすぎて人口肛門になったという話でした。
そんな知らないおじさんの痔話が、長年病院行きを躊躇っていたご主人の背中を押してくれる事になるとは思いもよらなかったそうですが、まるでバンジージャンプを降りる時のように、もう後戻りは出来ない心境にさせてくれたそうです。
本人は真剣ですが、聞く方は爆笑です。

そして病院探しはすでに行くならココ!と決めていた、市内でも有名な肛門科にしたそうです。
その日しかない!くらいの意気込みで、診療開始時間よりも15分ほど早く着いたそうですが、さすが有名肛門病院で座るところも無いほどの混雑ぶり!!
受付で初診の問診表に記入してしばらくすると番号札を手渡され、番号札を見ると15分前に着たのにもかかわらず、すでに自分の前には30人以上も先客がいたそうです。
けっこう痔を患っている人って多いのかもしれませんね。

診察までは50分くらい待たされたそうですが仕方がありません、有名肛門科ですからね。
やっと名前を呼ばれて、診察室に入り、待合室からは各ドアから入れるそうですが、中は仕切られているだけなので隣の診察の声は聞こえる状態。
全部で10部屋近くある診察室を2~3人の医師達で患者をどんどんさばいていくそうです。
ズボンとパンツを膝上まで下ろして、ベットに横向きに寝た状態で診察を待ちました。
もちろんお尻にはバスタオルを掛けてくれたそうです。

そしていよいよ診察の番がやってきました。
こちらの緊張をよそに、先生と看護師さんは慣れたものです。
考えてみればそりゃそうですよね、これだけの患者がみんな痔なんですから。
そしてタオルを上げてご主人のお尻を見た途端、2人同時に「あっ!」と声を上げたそうです。
ご主人が今まで病院行きを避けてきた理由、それは肛門付近にできたイボのせいでした。
それを見られるのが恥ずかしくて、ここまで悪化させてしまったみたいです。
「すいぶん大きく育てたね~」と感心されて、「あ、はい、すっかり育ってしまいました」と応えるのが精一杯だったそうです。

診断の結果は「裂肛」切れ痔です。
えっ、イボ痔じゃないの?と驚くご主人の心の声が聞こえたかの様に、先生の説明は続き、イボは「見張りイボ」と言う、切れ痔にできるイボなのだそうです。
これまで十数年間、大切に育ててきたイボがイボ痔じゃなかったなんて、ずっとイボ痔だと思っていたのが切れ痔だったなんて、そんな現実に驚きを隠せなかったと言っていました(笑)
そして、当然ですが外来処置や薬で治るレベルはないので、入院、手術をすすめられました。これから年末に向けて仕事は休める状態ではありませんし、会社の人には出来れば痔を患っている事を知られたくはなく、痔の症状は辛いので出来れば早めに済ませてしまいたいし、と自分の中で問答を繰り返した結果、年末年始の連休を利用して入院、手術をする事にしたそうです。
上司にだけは事情を説明して、27日に仕事納め&午前で早退、そのまま病院に直行し入院となったそうです。そして、翌28日に手術を決行。

前日から手術の準備は始まります。
スープのみの夕食に、下剤、座薬で明日の手術に備えます。
そして、いよいよ手術開始です。考えてみれば人生初の手術だそうです。
手術台に乗ると、ガムテープらしきものでお尻の肉を引っ張られて、肛門が見えやすい様にされ腰推麻酔を打たれて、それが効いてくると何か専用の器具で肛門部分を開いているようでしたが、その時はもう感覚は鈍くなっていたそうです。
点滴にも麻酔が入っているのか、先生の説明する声は聞こえていますが、何だか朦朧として麻酔を打ってから約30分ほどでしょうか、手術は終わったそうです。
実際、執刀していたのは15分くらいだったでしょうか。
意識が朦朧としている中、先生が切り取った見張りイボと肛門ポリープ3個を見せてくれたすです。
「これじゃ、排便時大変だったでしょ、これからはびっくりするくらい楽になりますよ」と希望に満ちた言葉を掛けてもらい、病室に戻たということです。

それから傷が落ち着くまで、排便時の痛みは辛かったそうですが術後も順調に回復して、1週間後には予定通り退院する事が出来たと言っていました。
それ以後は先生の言った通り、本当に排便が楽になり、手術から数年経過した今でも、定期的に通院は続けているそうです。

肛門科を受診して感じたのは、もっと早く診てもらっていればここまで悪くしなかったのに、と言う事に尽きるそうです。
人生で初めて1人で見た大晦日の「紅白歌合戦」は、ちょっと淋しい気分にもなりましたが、忘れられない思い出でだそうです。

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